ネット検索でチェックしてみてお気づきになると思いますが、今、ウェディング会場は数を増し、ブライダル業界は激しい競争の波にさらされているといえます。
とはいえ、そのサービス内容は結婚式というフォーマルなセレモニーの提供。
どんなに競争が激しいといってもホテルやウェディング会場が「安かろう、悪かろう」といったサービス提供をすることはできません。
価格競争というよりも、サービス内容の充実や質感、お客側の満足感の獲得の競争ということになります。
従って、通常のお買い物のような値段交渉、対象の比較検討は通用しないところがあります。
コストを抑えるために自分で用意できるものは自分で、としたいところですが、会場には持ち込み料金を取るところが多く、なかなかままならないようです。
また、ゲストをお招きしての祝宴でもありますから、不適切な節約をすると印象も悪くしていまいます。
節約できるポイントと、惜しんではいけないポイントを押さえつつ、割安で素敵な結婚式を実現したいものです。
おすすめはレストランウェディング
ホテルやゲストハウス、結婚式場といった結婚式を専門的に扱う会場は比較的料金がお高めです。
しかしさすがに専門とあって挙式からドレス、ブーケ、装花、料理、演出、会場設備、数々のペーパーアイテム、引き出物などなど、式に関わる全てが用意されており、提供されるそれらをチョイスしたり、上手に組み合わせることで立派な結婚式を挙げることができます。
もちろん、その中に独自のカラーを織り交ぜることも可能。
一方、レストランウェディングは美味しい料理と素敵な空間はあるものの、本来結婚式を専門とする会場ではありません。
そのためドレスや挙式場、花類などについては外部と提携するという形式をとっています。
基本は「美味しい食事」のための場所なので、いわばお店を貸切にするということになり、料金も他の会場と比較すればぐっと抑えられています。
挙式場からパーティー会場への移動という面倒もありますが、メインの料理は引けをとりません。
また、スタッフや新郎新婦の工夫、自作の余地があることで、かえって手作り感ある、あたたかい結婚式を作ることに繋がります。
挙式スタイルは人前式
コストを抑えつつ、素敵な結婚式を挙げる一つの方法としてレストランウェディングをおすすめしました。
ここでもう一つ。
レストランは昨今のホテルやゲストハウスのようにチャペルや神殿が敷地内に併設されているわけではありません。
付近の教会や神社で挙式を執り行うことになります。
最近では教会式や神前式のほか、人前式というスタイルの挙式も人気があります。
お招きしたゲストの方々に二人の誓いの証人となって頂くのです。
これはいかにも現代的な新しい形といえます。
レストランウェディングでは、教会や神社ではなく、人前式で式を挙げるのもおすすめです。
提携先の教会、神社には当然お金が支払われるわけですから、人前式であればそうした費用もかからないということになります。
自前&自作の大きなメリット
レストランウェディングの大きなメリットは、ドレスやブーケ、ペーパーアイテムなどを自前、自作で用意できるという点。
中には専門会場のようにブライダル業務に力を入れていて、持ち込み料が発生するところもありますが、殆どは比較的自由にできるはずです。
もちろん、「自分で」ということが好きで楽しめるカップルでなければおすすめはしませんが・・・。
自分の好きなドレスを扱うショップで調達し、お花屋さんにブーケと装花を頼み、ペーパーアイテムやウェルカムボードは手作りする。
こうした自前や自作でコストは大きく削減できます。
決して手抜きではありません。
むしろ手作り感、オリジナル感があって、あたたかい結婚式になると思います。
ケチってはいけないのは料理。
並外れた贅沢をする必要はありませんが、ゲストの皆さんをおもてなしする大切な料理は豊かで美味しいものにしたいですね。
そうした点でもレストランなら間違いはありません。