結婚式の日取りとして圧倒的に好まれるのが大安や友引です。
そこへ土日祝などが重なると、その日はもう随分と前から予約が入る状態。
更に、それが春や秋といったウェディング・シーズンとなると、一年以上も前から押さえるというケースも少なくありません。
人気の日取りやシーズンは、式場の料金設定もお高めになっています。
ところで、結婚式とは大安や友引以外の日ではダメなのでしょうか・・・?
他に結婚式に相応しい日とはないのでしょうか?
仏滅はいけないのでしょうか?
そもそも大安、友引とは何なのか・・・?
一年などという期間はない、数ヶ月先で挙げたいというカップルもいます。
人気の日取りはいっぱいで、なかなか決められないということもあるでしょう。
世間一般で人気のある日以外に結婚式に相応しいといえる日を探ってみたいと思います。
縁起の良い日とは?
大安や友引とは中国から伝わった六曜といわれる暦注です。
先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口と繰り返します。
カレンダーや手帳にも記されており、日本では最もポピュラーな暦注となっています。
しかし、暦注とは他にも数々あり、六曜が普及したのは明治時代よりも後のこと。
昭和の初めごろまでは十二直が主だったようです。
その他七曜、二十八宿、九星などがあります。
それぞれに運勢の良い日、悪い日があり、六曜でいう大安日が他でも吉日というわけではなく、逆に大安の日が凶にあたる場合もあります。
例えば十二直による結婚式に相応しい日は建、満、平、定、執、成、開。
七曜では金曜と土曜が凶となってしまいます。
日取りを決める際、六曜の大安、友引だけでなく、他の暦注で考えてみるのもいいかもしれません。
コスト削減を優先にすると・・・?
結婚式のシーズンとされるのは春と秋。
人気の日取りは大安、友引、そして土日祝日など。
こうした日程は式場でも料金がお高めとなっています。
逆にオフシーズンはリーズナブルに。
費用の節約を重視するのであればシーズンを外した日取りというのも有効です。
式場の方でも、皆さんが避けがちだった「夏のウェディング」をお得なプランで打ち出しているところを見掛けます。
来場くださるゲストに配慮し夏や冬は避けることが多いのですが、工夫次第で素敵な結婚式にすることも可能かと思います。
また、仏滅は「結婚式をしてはいけない」というわけではなく、現に式場も営業しています。
もちろん料金はお安くなっており、気にしないのであれば大きなコストダウンに繋がります。
前述のように、六曜では仏滅であっても他の暦注では吉日ということもあります。
日取りを決めるときの注意
日取りは二人の都合ばかりでは決められません。
むしろゲストの方々への配慮を優先することの方が多いでしょう。
大型連休や年末年始、夏期休暇などは避け、土日であれば翌日休みの土曜にする、など。
同じように大安や友引といった日を選ぶのも二人のため、というよりは恩師や職場の上司、両親など、ご年配のゲストに与える印象を気にしてということもよくあります。
実際、祖父母や両親などから「大安の日に」と言われるカップルは多いようです。
季節や時間帯についても同様に、正装で遠方から来てくださる方のことを考えることが大切です。
お祝いする側も、される側も、その日を双方が晴れやかな気持ちで迎えられるのが理想ですね。