結婚式では、招待客にどこに座ってもらうかという「席次」を決めなくてはなりません。
席次は好きなように決めていいわけではなく、きちんとしきたりや慣習にのっとって決める必要がありますので、両親と相談しながら決めていきましょう。
席次は、親の方がこだわりが大きい場合もありますからね。
席次を決めるときに、どんなことに気をつければいいのかについてまとめてみました。
まず、招待客を決める
席次を作るのは、結婚式の招待状を出して「出席・欠席」の返事があってからです。
ここで、だれが来てくれるのかをまとめて、リストにしておきましょう。
結婚式の招待状を発送するのは、式の大体二か月前。
「一か月以内に返送してくれ」とお願いしますので、だいたい式の一か月前から席次づくりにとりかかることになります。
なにかと慌ただしい時期ですが、しっかりがんばりましょう!
披露宴・前の方に座る人って誰なの?
結婚式は、あくまで出席するゲストに新しい二人をお披露目すること。
なので、両親や兄弟たちは一番後ろです。
その前に親族、そして友達、一番前には主賓に座ってもらいます。
主賓は、お互いの会社の上司など。
ただ、上司も何人か呼ぶ場合は一番偉い人を前にしなければなりません。
同僚も同じです。
同僚でも、会社での立場によって座る席が変わるので、きちんと失礼の内容に席次を決めて下さい。
ただ、どちらを前にするかを迷った場合は、できるだけ不快にさせないような席次にしなくてはいけません。
これがなかなか骨が折れる作業です。
席次ひとつで常識・非常識を決められてしまうこともあるので、面倒でもきちんと対応しましょう。
お友達や子供・お年寄りへの配慮
他にも配慮をしなくてはいけないことがあります。
このように、呼ぶ人がどんな立場かだけで席次を決められるのならいいですが、それ以外にも配慮しなくてはならないことがたくさんあります。
例えば、お友達同士を呼ぶときは当然隣同士の席にしなければなりません。
もし、他にお友達がいないけれど一人で出席をする人がいれば、同年代の人が集まるテーブルに入れるなどの配慮をしなくてはいけません。
知り合いが誰もいない場合、結婚式には呼ばないことがマナーとも言われていますが、どうしても呼びたい人がいることもありますよね。
そういう場合は、その人が居心地悪くならないように同世代の人のテーブルに入れましょう。
また、子供連れのゲストやお年寄りに関しても座席の配慮が必要です。
小さな子供を連れてくるゲストは、スピーチの間に子供がぐずったらサッと外にでられるようにしたい、と考えていることがほとんど。
そう考えると、真ん中くらいの座席よりも「後ろのほうで、ドアにできるだけ近い場所」を選んだほうが親切です。
真ん中の方の席に座っていると、どうしても立ち上がると目立つので、退席しにくくなってしまいますからね。
お年寄りの場合は、できるだけ長く歩くことがないようにという理由から「出入り口付近に座ってもらう」ということが一般的なようです。
まとめ
…などなど、席次ひとつに関しても気を遣うことがいっぱい。
これで、親と衝突してしまうこともあるそうなので、お互いの言い分を尊重しながら「ゲストにとって居心地のいい席次」を作りましょう。
それぞれの立場に立って、その人が不快な思いをしないような席次にすることが必要です。
席次は早めに決めておいた方がいいので、招待状の返信用ハガキが到着したらすぐに相談を始めてみてください。
最初は「すぐに決められる」と思っていても、あれやこれやと悩んでいるうちに時間が過ぎて行ってしまうものですからね。
最後のほうになって慌てることがないように、早めの行動を意識しながら式の準備をしていくことが大切です!
↓そんな時もプロの意見はかなり参考になる。最初にこういうことの知識を持っていると、あとあと絶対に楽ですよ!