洋裁や手芸、手作りなどが得意な女性だと、ウエディングドレスを自分で手作りするということも非現実的なことではありません。
現に、インターネット上ではウエディングドレスの手作りキットも販売されています。
手作りのウエディングドレスだと、他と被るということがまずありませんので、日ごろからハンドメイドに親しんでいる人は「やってみたい」と思うかもしれません。
では、手作りのウエディングドレスにはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
この記事の目次
世界で一つしかない、自分だけの大切なウエディングドレス
手作りのウエディングドレスのメリットは、なんといっても「自分の手で、世界に一つしかないドレスを作ることができる」ということでしょう。
世の中の花嫁さんの多くは、自分が着用するウエディングドレスに特別な思い入れを持っています。
結婚式で自分が着用したウエディングドレスというのは、一生のうち忘れられない思い出のひとつになるでしょう。
でも、レンタルや販売されているウエディングドレスというのは、誰かと被る可能性も多くあります。
特に人気のブランドだと、誰もが「ここのドレスを着たい」と考えますので、どこかで自分と同じドレスを誰かが着ている可能性は高いです。
仕方がないこととはいえ、それを考えるとちょっと悲しい気がしますよね。
その点、手作りのウエディングドレスは「世界でひとつしかないドレス」なので、誰かと被るということがありません。
自分にとって、より特別なウエディングドレスであるという思いが強くなるはずです。
自分の好きなデザインのドレスを作れる!
ブランドが発表しているドレスだと、全体を見た時に「ここが気に入らない」という箇所が必ず出てきます。
「ここがもう少しこうだったらな」という思いがありつつも、全体をみた時にそのドレスがいちばんいいのでそれにする」ということが多いですね。
しかし、手作りであれば自分で色んな風にドレスをアレンジすることができます。
型紙をアレンジして、自分が好きなように裾を長くしたり、袖の長さを調節したりと「自分のお気に入りの一点」を作ることができるので、よりお気に入りのドレスを纏うことができるのです!
これは、レンタルや既製品のドレスではまずかなわないこと。
手間をかけてでも、手作りのドレスにチャレンジしたいという人がいるのも納得ですね。
ウエディングドレスを作ったということが、素晴らしい思い出になります
ウエディングドレスを作るには、まずデザインを考えて、型紙を選んで、さらに布を選んで…と多くの過程を踏むことになります。
作業の工程のなかで、上手くいって嬉しくなることもあれば「やっぱりこうしよう」とやり直すこともあるかもしれません。
ウエディングドレスを手作りで完成させるというのは、本当に大変なことなのです。
途中で辛いことがあっても、完成させたときの喜びはひとしおですし、その作っている過程まで含めて大切な思い出になるはず。
自分で作ったウエディングドレスだからこそのメリットですね。
手作りのウエディングドレスを着るときに気を付けたいことは?
既製品に比べて、見劣りしてしまう可能性もある手作りのウエディングドレスだと、どうしても既製品に比べて見劣りしてしまう可能性があります。
既製品のウエディングドレスは裾が大きく広がるように作られていますので、大きい会場でも遠くの人に花嫁の存在感が伝わるようになっています。
しかし、手作りのウエディングドレスだと、そこまでの華やかさが出せなくなる可能性も…。
自分で作れるウエディングドレスのデザインと、会場の雰囲気が沿うものであるかどうかをきちんと考えて着用する必要はありそうですね。
レストランウエディングをはじめとする小さな会場や、二次会での着用にするという方法もあります。
ドレスの製作コストがかかる!
ウエディングドレスは、既製品でもレンタルでもかなりの価格がしますよね。
特に、新作となるとレンタルでも数十万円の価格が飛んでいくのは当たり前。中には、レンタル代が30万を超えるドレスもあるようです。
「新しくてきれいなドレスを着たいけれど、そのために数十万のお金をかけるのはちょっと…」と思う人も多いはず。
でも、かといって「手作りもお金がかかる!」ということを忘れずに。
布は案外お値段がしますし、そこに手作りで縫うとなるとかなりの手間がかかります。
そして何と言っても、ウェディングドレスを作るのは時間がかかり、その製作時間のコストは非常にかかることは念頭に置いておきましょう。
手作りウエディングドレスは、「それでも、かけがえのない思い出が欲しい」という人向けです。コストがかかったとしても、市販のウェディングドレスにはない感動があるのは間違いありません。