結婚式を挙げるときには、当日にお世話になったひとに「お礼」「お心づけ」のどちらかをお渡しすることになっています。
これは必ずしなければならないというわけではありませんが、結婚式の風習のようなものなので渡した方がスマートです。
ここでは「お礼」の金額について解説をしていきます。
「お礼」は渡す人によって金額が違ってきますので、必ず失礼のない金額をお渡しするようにしてください。
では、誰にどのくらいの金額を渡せばいいのかについてみていきましょう!
この記事の目次
「媒酌人」って知ってる?仲人と媒酌人の違い
「媒酌人」というと、仲人を連想する人がいるのですが、仲人と媒酌人は別物です。
仲人は、婚約してから結婚するまでのすべてを仕切る立場のひとをいいます。
縁談が持ち上がってから、結納や結婚式(披露宴)まで、仲人はすべてを取り仕切り、さらにこれらの最中から結婚後までも相談にのってくれるという、結婚において重要な役割を果たす存在が仲人です。
ただ、最近は仲人をたてずに結婚式を挙げるカップルもおり、必ずしも仲人が必要とは言えない時代になりました。
仲人を立てる場合は、お世話になっている親戚や恩師などに挙式の三カ月前までにお願いします。
この時に重要なのが、「夫婦仲がいい人にお願いする」ということ。
そして、仲人さんの都合に合わせて結婚式までの日取りを決めていきます。
仲人さんは、新郎新婦にとって「結婚式の親」とも言える存在ですので、結婚式のあとに10万から30万円ほどのお礼をお渡すことになります。
そして、結婚式で「立会人」を務めるのが「媒酌人」の存在です。
媒酌人は、披露宴で新郎新婦をゲストたちに紹介してくれたり、乾杯の音頭をとってくれたり、結婚式の中心的な存在となって動いてくれます。
ただし、こちらもやはり最近はたてずに挙式することがほとんど。
もし媒酌人をたてる場合は、大体10万円から30万円をお渡しし、別にお車代を1~2万円を用意します。
結婚式で「お礼」が必要な方々:司会者
結婚式をする時は、誰かに「司会」をお願いしなければなりません。
どんな結婚式であっても、司会者がおらずに進行することはありませんよね。
司会は結婚式場の人がやってくれることもありますが、お友達の誰かに頼んでやってもらうこともあります。
どちらにせよ、司会というのはたいへんな業務ですし、ご飯を食べることもままならなかったりするので、お礼は多めに3万円くらいを目安に包みます。
ご祝儀をもらった場合は、さらに追加することも考えてみてください。
結婚式で「お礼」が必要な方々:受付やカメラマンの友人
そして、結婚式当日に受付をお願いした友人には、3000円から5000円をお礼として渡します。
友人にカメラマンなどをお願いする場合は、大体10000円から30000円。
カメラマンも、おねがいしてしまうとご飯を食べる時間がないこともありますし、2人の一日を写真に収めるとっても大切な役割をお願いすることになりますので、やはり高めのお礼が必要になります。
大体30000円くらいが相場になるようです。
結婚式で「お礼」が必要な方々:スピーチなどの友人
ウェルカムボードを作ってくれたり、当日に結婚式のスピーチをしてくれたお友達には、大体3000円から5000円をお渡しするのが一般的ですね。
このように、お礼でも「何をしてくれたか」によって渡す金額がだいぶ違ってきますので、事前に「どのくらいの金額がいいのか」を調べておき、当日渡さなければならないひとには両親にお願いして必ず渡せるようにしておきましょう。
まとめ
「お礼」は結婚式のお手伝いをしてくれたことに対する「ありがとう」の気持ちをこめるものです。
協力してくれた人に、きちんと「ありがとうございました」の気持ちを伝えることが一番大切なことになりますので、親に頼んでお礼を渡してもらった場合は後日に自分たちからもきちんとお礼を伝えましょう。
さらに言えば、結婚式場やレストランウェディングなど、その場所によっても違ってくるものです。いろいろなパターンもありますので、やはりその道のプロに聞いておくことが安心です。
ぜひフェアなどに足を運び、チェックしてみてはいかがでしょう。