結婚しない男女が増加中という現代。
ある機関の発表したデータによると2013年の平均初婚年齢は男性が30.9歳、女性が29.3歳とのこと。
大人カップルの結婚式増加
因みにそこから10年前の2003年は男性29.4歳、女性27.6歳で、経年につれ緩やかな傾斜で確実に右上がりとなっています。
半世紀以上前の1950年と比べれば、男女とも約5歳プラス。
年々変わる結婚観やライフスタイル、人々の価値観と共に、結婚する年齢も遅くなっているのです。
またアラフォー、アラフィフなどともいわれる大人の女性が今はとても魅力的。
一昔前の「女性はクリスマスケーキ(25を超えたら売れない)」といった言葉はもはや死語となりました。
そういうわけで、20代を通過し、大人の域に入り始めた者同士の結婚は逆に増加傾向がみられる昨今。
そんな大人カップルの結婚式のための会場をチェックしてみます。
格式&おもてなし
ファッションやライフスタイル、色々なものに興味を持ち、時には流行にのって突っ走る20代を通過し、取捨選択が始まる30代。
自分が本当に好きなもの、気持ちのいい空間、自分らしい時の過ごし方など、それぞれにこだわりが芽生える世代でもあります。
そんな世代の結婚式は“大人ウェディング”“大人婚”ともいわれ、それに相応しいウェディング会場やプランを紹介する情報サイトも見かけます。
老舗ホテルや上質で落ち着いたスペースを有するゲストハウスなどでは「おもてなし」の気持ちを第一に、上質な時間、空間、そして料理を提供。
新郎新婦が大人であれば、当然ゲストも大人。
アクセスの良さ、会場内の移動のし易さ、ウェイティングルームやトイレの快適さはもちろん、本物のホスピタリティを求めたいところです。
洗練されたシンプル&ナチュラル
親兄弟に加え本当に心を通わせ合ってきた人達だけを呼び、少人数でリラックスできる結婚式も大人ウェディングによくみられるスタイル。
フォーマルとはいえ、ドレスコードも緩くしプライベート感のあるパーティー、ゲストの前で誓いを立てる人前式、凝った演出はせず楽しい団らんのひと時・・・。
美味しい料理のレストランやコンパクトな隠れ家ホテル、貸切邸宅などがおすすめです。
ウェイティングルームやバンケットスペースがゆったり寛げる雰囲気か、廊下やトイレなどは年配の方にもスムーズに動ける状態かなど確認しておきましょう。
会場の広さも要注意。
広すぎても閑散としたり、間延びした感じになってしまいます。
堅苦しくなく、でも押さえるところは押さえるというきちんと感は大切。
会場のプランナーやスタッフにはイメージする空気感とカラーを伝え、サポートしてもらいましょう。
ファミリー婚
今はおめでた婚や再婚、再々婚、子供を連れたファミリー婚なども珍しくありません。
まだ小さい子供連れの場合、支度や式の最中にぐずったら・・・という心配はつきもの。
会場によってはファミリー婚のためのプランを用意しているところもあり、プランナーには子を持つママさんが活躍していることも少なくありません。
同じママ目線で的確な提案やアドバイスをしてくれる、そんなプランナーがいる会場をチェックしてみましょう。
子供がまだ赤ちゃんの場合はおむつ交換や授乳ができるスペース、小さな子供の場合は遊べるキッズスペースなど設備の確認を。
ファミリー婚ではどうしても子供の存在が大きく、結婚式の内容も子供中心になりがち。
そうしたことはきちんとプランナーに伝えた上で式の準備を進めるとスムーズにいきます。