結婚が決まったところで、何の知識もないままざっとネット検索して昨今のブライダル事情をチェックしてみると、その料金のお高さに「うーん・・・」と戸惑う人も多いようです。
ゲスト数80名あたり250~300万円・・・というランクはザラのよう。
経済的な理由、また「果たして一日の結婚式にそれだけお金をかける意味があるだろうか」といった合理性を問う価値観などから式を省略、入籍のみというカップルも多くなっています。
実際、芸能人カップルにも入籍発表のみというケースは多く、現代の人々はそうした「結婚」という形に違和感を抱くことなく、受け入れるようになっています。
でも、もし結婚式を望みながらも、経済的な理由のみで断念しようとしているのなら、考え直してみる必要があります。
今は様々な形の結婚式が可能な時代。
場所や日どりを始め、工夫次第でいくらでも低コストで素敵な結婚式ができるのです。
式場を選ぶ
昨今、多く見かけるのがゲストハウスでの結婚式。
昔ながらのホテルや結婚式場に加え、ゲストハウスやレストランなど新たなウェディング・シーンがカップルたちに選ばれています。
ある結婚情報サイトのデータによると平均的費用についてホテルが約360万円、結婚式場が350万円、ゲストハウスが約410万円、レストランが約280万円となっています。
ゲスト数や演出、お料理、衣装やお色直しなど細々としたものでだいぶ異なってくるため、これらの数字はあくまで平均値として、冷静に参考にとどめるのが良いといえます。
同じホテルでも格式ある老舗ホテルでやるのと、こじんまりとした隠れ家的なホテルでやるのとは全く違ってきます。
レストランにしても同様。
現代の結婚式はポイントさえ押さえれば形式やスタイルは自由です。
一般的データに惑わされず、まずは自分たちらしい式場選びをしてみましょう。
日どりによって費用が変わる
結婚式を挙げる日によって、費用は驚くほど変わってきます。
まずは春や秋といった誰にとっても心地よい季節は人気のシーズン。
新郎新婦やゲストの方たち、ドレスアップをする者にとってはこの上なく気持ちの良い時期です。
こうした時期はやはり価格も高く設定されています。
汗をかく真夏の7月、8月、寒さ厳しい真冬の1月、2月などは逆に低く設定されています。
また、一般に仏滅の日の冠婚葬祭は避ける、という慣習は今も根強いため、仏滅の挙式費用は大変お安くなっているのが通常です。
もしも、気にしない、というのであれば、そうした日を選ぶのも一つです。
土日祝日を外した平日もコスト削減には効果あり。
その他、式場によって期間限定の予約や成約で大幅にディスカウントといったこともよくあります。
これらのことを踏まえ上手に日を決めれば費用を大きく抑えることができます。
節約できるポイント
式場選びや時期によって費用は大きく抑えることができます。
更に、結婚式の内容を工夫すると、もっと抑えていくことが出来ます。
そのポイントをほんのいくつかチェックしてみましょう。
まずはドレスについて。
式場でのレンタルを利用するのが最もお安いといえます。
もしも別のショップで調達するのであれば持ち込み料がいくらかかるのかを確認しましょう。
レンタルするショップ側で持ち込み料をもってくれることもあります。
ゲストにとって花嫁のドレスと同じくらい印象に残るのがお料理。
一人当たり1~2万円ほどは掛かるので、費用の中では大きな比重を占めるものですが、ここは変な切り詰め方をすると結婚式全体が台無しになってしまうことも。
その分、花やペーパーアイテムなどで節約する方がおすすめです。
特にブーケや会場装花、テーブルの花などは大変お高いもの。
花の関係で何十万もかかってしまいます。
その割に人々の目には残っていないよう。
ドレスと違い基本的に持ち込み料もかからないので、いろいろ工夫の余地はあります。